ゆとりさとるについて

初めまして、ゆとりさとると申します。ここでは僕のこれまでを振り返りながら、なぜ「会社を辞めたい!」を運営にするに至ったかの経緯をご紹介しようと思います。

大学を受験する〜就職活動

僕は1989年に生まれ、兵庫県で育ちました。中学は受験をして地元の私立校に入ったですが、そこは大学までエスカレーター式の学校だったので大学受験をする必要がありませんでした。ですが自分の中で納得いかない気持ちがあり大学は外に出ることを決意して、小学校の頃から何となく憧れていた京都大学を目指し、入学することができました。

しかし実際に入ってみると想像していたような学びの場でなく、1ヶ月で退学したいなと感じました。

大学に入ればそれまでのようなひたすら知識をつめこむだけの作業的な勉強でなく、現代で起きている様々な問題の解決を模索するような、生きた学びの場があるはずだっていうイメージがあったんですよね。ですが実際はジャンルが変わるだけで結局また興味のない知識の詰め込みをするんだなとわかり、それなら一人で本を読んでる方が早いなぁと感じたので、親に大学を辞めたいと申し出ました。

しかし親から卒業だけはしろと言われたことに反論しきれず、最低限の単位だけとることにして、あとはほとんど部活に打ち込んだ4年間でした。

就職活動はもちろんしたのですが、正直「自分はこれをやりたい!」と思えるような仕事はありませんでした。それまで働いたことってアルバイトを少しやっていたくらいで、自分が何に向いてるとか全くわかっていませんでしたしね。

結局、親が金融系だったことがきっかけとなり銀行に入ることにしました。銀行なら色んな企業との付き合いがあるので、自分の中の社会経験としても無駄にならないだろうと思ったからです。

入って一年で辞めた銀行時代

さて、会社に入れば自分は生き生きと働けるんじゃないか、と期待に胸を膨らましていたのですが、実際は真逆でした。そこで待っていたのは大学の頃なんて比較にならないくらいの違和感とストレスの環境でした。

「なんで自分はここにいるんだろう?」「仕事って、会社って何なんだろう?」そんな疑問ばかりがいつも頭の中を巡り続け、ついに耐えきれず、一年と2ヶ月で新卒で入った会社を辞めることにしました。

しかし辞めるとはいっても周囲は大反対でしたし、僕も辞めてからどうするというビジョンは全くありませんでした。けれどそんなこと気にかける余裕もないくらい僕の心は疲れ切っていて、とにかく早く辞めて部屋に引きこもりたいとしか思えないくらいになっていました。

会社を辞めて始めたブログ

今は「会社を辞めて自由に生きよう」と謳った本やブログ、フリーランスで稼いでますとか、フリーター月収○万円で生活してるYouTuber、のような「レールを外れても楽しく生きてる」といった主張の人たちが増えてきていますね。

僕が会社を辞めた頃はそういった存在を見かけることがほとんどなく、本屋にいって並んでいたのは「入った会社で3年は勤めろ!」とか「今の時代に無職になると後がない」みたいな論調の文庫本ばかりで、ネットを調べてみてもそれはやはり同じようなものでした。

僕は、本当に孤独でした。信頼していた家族にすら反対され、どこにも居場所がありませんでした。会社に対する違和感、仕事や人間関係に対する自分の思いは間違っているんじゃないかと毎日悩んでいました。

けれどどれだけ考えても自分が間違っているとは思えず、自分と同じような悩みや思いを抱えている人がきっとどこかにいるはずだ、という思いで始めたのが「一年で会社辞めたゆとり新卒ブログ」でした。

それまで文章を書いたことなどロクにありませんでしたが、まるで山奥で遭難した人間がSOSを発信し続けるかのように、自分が感じた違和感や仕事に対する思いを必死に書き綴っていきました。

最初は全く読まれなかったブログですが、書き続けていくうちに少しずつコメントがつき、僕の思いに賛同してくれる人が現れはじめてきました。そしてブログを開設して半年ほどの頃に初めて読者の方を集めてSkypeを使った話し合いの場を設け、思いを打ち明けあったことは今でも覚えています。

その時に僕は自分が感じてきたことが間違っていないし、むしろそう感じている人は他にもたくさんいるんだということに気づくことができました。初めて自分の中で居場所ができたような感覚でした。

ブログ活動の裏側で

そこからはゆとりさとるとしての活動を行っていきました。最初にやったSkype会議をはじめとして東京や大阪でのオフ会やグループ通話、ラジオによる発信、メール相談や実際に会っての悩み相談などなど、色んな企画を思いつくたびに実行していきました。

オフ会なんかは昼から始めて夜までずっと話し合い、中には朝まで語り合った日もありました。普通に生きていたら出会えなかったたくさんの方と出会うことができました。本当に、今の自分があるのはこの頃にこれだけ必死に活動してきたからだなと思います。

しかしこの間の生計はどうやって立てていたのかというと、貯金を切り崩したり色んなアルバイトをやってみたり、ニートになったりフリーランス的な働き方をしてみたりと様々な手段をこらしてきてはいたのですが、結局のところどれも長続きせず、その場しのぎ程度の収入を得ては辞めての繰り返しでした。

ブログ活動をしていく中で自分の悩みだった会社に対する違和感とか働くことに対する思いは認められて良かったのですが、けどじゃあ結局自分は何をやって生きていくのか?に対する答えはいつまでも出ないままでした。

この活動を仕事にしたい

僕がこれまでの活動を通して何がしたかったのかというと、傷つき疲れ果てた自分の気持ち・心を救いたいということでした。そのためにブログを書き始め、同じ思いを持つ人たちと交流し、実際にそれは成し遂げることができました。

それはきっと参加してくれていた方も同じで、それまで自分一人の中に抱え込んでいた気持ちを表に出すことができるという体験は、何物にも代えられないことだったと思います。

けれど僕はその活動を純粋に自分の気持ちのためにやってきたので、逆にいうと自分の悩みが解消されていくにつれて活動の頻度は減っていきました。ほとんど活動をしなくなって数年、相変わらず今もこれといった仕事を続けることのないまま30歳も過ぎてしまいました。

ブログはたまに更新していましたが、会社や仕事に対する思いはほとんど書かなくなり、タイトルも「ゆとりさとるの日々」として僕自身の徒然日記みたいな感じになりました。

けれど「自分がやりたいことは何だろうか」と考える時にいつも頭をよぎるのは、これまでやってきたゆとりさとるとしてのブログ活動のことでした。

あの頃、孤独だった自分の時と比べて今では会社を辞めるという価値観も多少は社会に受け入れられているように思います。けれどそれは表面的なところの話で、本当に悩んでいる人にとって必要なものはまだまだ不足している状況だなと感じます。本当に必要なものとは、僕が自分の悩みを解消するためにこれまでやってきた活動のようなことであると思っています。

であるなら、その体験を今も悩んでいる人のために提供できないか?そう考えたのが今回「会社を辞めたい!」としてサイトを運営していこうと思った理由です。自分の心を見つめて言葉にする、そしてそれを他者に向けて発信することで自分の本当の気持ちが見えてきます。それは一人で抱え込んでいるだけでは難しく、また話す相手も自分のことを理解してくれる人でないと効果が薄いです。

これまで僕がやってきた活動のノウハウを活かし、会社を辞めたい、あるいは会社を辞めてからも悩み続けている人のために、次の一歩を踏み出すためのお手伝いをしようと思います。